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臨床工学技士のやりがい

臨床工学技士JOBでは、臨床工学技士さん専門の転職サポートを行っておりますが、転職を希望されている方々の「背景」を知るために、工学技士を目指したきっかけや、やりがいを感じるか、といった点をお伺いすることが多々あります。

さて、それはどんなきっかけだったのでしょうか?そこから実際に臨床工学技士の道に進み、臨床現場でのやりがいは感じているのでしょうか?タイプの違うきっかけを3つピックアップしてご紹介致します。

もくじ

人を助け、チーム医療に貢献したいと決心!

臨床工学技士を目指したきっかけ

私が高校生の頃テレビで医療現場をモデルにしたドラマが人気でした。そのドラマは心臓血管外科が舞台で、物語の中でたびたび手術室が映っていて手術中に医師や麻酔科医、看護師とも違った大きな医療機器を操作している姿が目に焼き付いたのです。

見たことのない医療機器に見たこともない仕事にとても興味が湧き、すぐにその仕事について調べました。そこで、その仕事が人工心肺業務であること、操作している人は臨床工学技士ということを知りました。

臨床工学技士はチーム医療を担う仕事であること、命に関わる医療機器を操作する仕事であること、病院内の医療機器をいつでも安全に使用できるようにメンテナンスしていることを知り、私も自分の操作する医療機器で患者さんを助けたい!チーム医療の一員になりたい!と思ったのが臨床工学技士を最初に目指したきっかけです。

実際に働いてみてやりがいは感じる?

医師の指示のもと「人の命を預かる」ということは決して簡単なことではなく、責任感や集中力、チーム医療をスムーズに進めるために他の医療従事者とのコミュニケーションが欠かせません。

実際の医療現場は、患者さんの容態が急に変わることや急患が運び込まれたり、透析中に装置からアラームが鳴ったり、医療機器のトラブルに対応したりと臨機応変な対応が求められることがあり大変なことも多いです。

しかし、自分が操作した機器で無事に業務を終えることができた時やチーム医療で自分の意見が通った時、患者さんに感謝された時は充実感とともにやりがいを感じることができます。

実習を受けるうちに医療機器の魅力にハマった!

臨床工学技士を目指したきっかけ

もともとパソコンをいじることや機械をいじって自分専用にカスタムするのが好きだった私は、医療機器を扱うという臨床工学技士の業務のひとつにとても魅力を感じ、臨床工学科のある養成校に進学しました。

養成校に入学したばかりの頃は、病院にある医療機器と言っても人工呼吸器や人工透析装置、人工心肺装置など多少知ってはいるもののどのように扱うのか未知の世界でした。

授業のひとつとして実習が始まり、実際に医療機器に触れ操作するようになると精密で高度な機器でありながら正しく操作すれば誰にでも扱えること、安全装置がついていてトラブルがあるとアラームが鳴ることを知りすっかりその魅力にハマりました。

実際に働いてみてやりがいは感じる?

臨床工学技士は病院内の医療機器に関する知識を持ち、簡単な修理や点検、トラブル時の対応など医療機器に関して幅広い知識を持っています。

仕事をする上でも新しい医療機器の勉強をしたり、医療機器のメーカーさんと連絡を取ったりと臨床工学技士にしかできない業務も多く習得した技術や知識を他の医療従事者に指導することもあります。

一見すると医療機器を相手にしていることで地味な作業と感じるかもしれませんが、私たちが点検した医療機器を医師や看護師さんたちが使用することで円滑に治療を進めることができていると考えるとてもやりがいを感じます。

日々高度化する医療機器をすぐに対応し提供できるのは、臨床工学技士の仕事の醍醐味のひとつですね!

臨床工学技士の業務は数多くあることも魅力!

臨床工学技士を目指したきっかけ

臨床工学技士の仕事に興味を持った時、どのような仕事があるのかを調べた際にまず業務の多さに驚きました。

「人工心肺業務」「人工呼吸器業務」「人工透析業務」「心臓カテーテル業務」「ペースメーカ・不整脈治療業務」など数多くの業務があり、働くフィールドも手術室や集中治療室、透析室など様々な部署で働くことができることを知りました。

同様のコメディカルである放射線技師や臨床検査技師、理学・作業療法士に比べると多方面で活躍出来ることを知り経験を積むことで色々な知識と技術を習得や自分の得意分野を見つけることができ、チーム医療に大いに貢献することができると感じたことがきっかけです。

実際に働いてみてやりがいは感じる?

臨床工学技士の仕事は業務が多いため、病院に勤務する場合には1年~3年程度の時間をかけてすべての業務をこなせるようにローテーションをしながら業務を行います。

最初のうちは覚えることが多く、業務のイメージができていないこと、扱う医療機器の操作になれていないことで大変に感じることも多くありますが努力した分、業務が終わった後の達成感ややりがいは人一倍感じることができます。

色んな業務を経験することで自分の得意分野が分かりその業務を突き詰めていくこともできるのが臨床工学技士の業務の魅力でもあります。

さまざまな部署で働くことで医療従事者同士のコミュニケーションも円滑に進み、緊急時でも落ち着いて対応することができるようになるため経験が増えるたびにやりがいを感じます。

まとめ

臨床工学技士を目指すきっかけは人それぞれですが、多くの人が医療・医療機器を通じて「人助け」や「社会に貢献したい」などの理由が中心です。

  • チーム医療の一員として医療に貢献できる!
  • 多くの医療機器を柔軟に対応できるのは臨床工学技士だけ!
  • 業務の幅の広さが魅力!

臨床工学技士を目指そうと思った時の、皆さんのきっかけや理由は何ですか?今回挙げた「やりがい」3つについて、自分に近いものはありましたか?

臨床工学技士として臨床現場で働いたとき必ず目指したきっかけと結びつく瞬間があります。勉強が大変な時や辛い時でも、いつも初心を忘れないことできっと素敵な臨床工学技士になることができますよ!

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