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臨床工学技士の認定制度・認定士まとめ

臨床工学技士の認定制度・認定士まとめ

日臨工認定制度

臨床工学技士の資格取得後にスキルアップとしてさまざまな資格を取ることができます。その中で、日本臨床工学技士会も各分野の「専門臨床工学技士」の認定を行っています。

現在、日本臨床工学技士会が主催で取得することができる認定制度は不整脈治療・呼吸治療・血液浄化・手術関連・高気圧酸素治療の5つです。

一定の条件で専門認定士の認定を受けることができ、既定の実務経験年数やセミナーの受講などの他に日本臨床工学技士会の正会員であることが条件になります。今回は主な3つの資格の気になる内容をご紹介します。

不整脈治療専門臨床工学技士認定制度

制度の目的

平成26年より、旧ペースメーカ関連専門臨床工学技士認定制度から、不整脈全般の治療を専門とする認定制度に変更となりました。不整脈に関する治療を専門にペースメーカ業務・アブレーション治療などの業務に従事する臨床工学技士が正しい知識を持っており、指導できる立場の人材を育成することが目的です。

試験データ

主催機関 公益社団法人日本臨床工学技士会 JACE学術機構
試験日 年1回 3月上旬の土曜日
試験会場 東京都内
受験手数料 10,000円(オンラインクレジット決済・コンビニ支払い・ゆうちょ銀行ATM)
※願書出願期間中のみの手続きとなります
願書受付期間 1月上旬~中旬にかけて
※提出書類を締切日までに必着するよう簡易書留にて郵送
※受験手続の詳細については日臨工・JACE学術機構のHPを参照
合格発表 合否の通知方法は各会場にて説明
合格率 11.9% ※平成28年度検定試験
問合せ先 JACE学術機構HP内の問い合わせまで
受験資格
  • 医療資格保有者
  • 直近の「不整脈治療関連指定講習会・応用編」の受講修了者、もしくは受講修了して5年以内であること
認定要件
  • 当該領域の検定試験に合格していること(但し検定試験合格から5年以内であること)
  • 認定申請年度から遡り連続して5年間、本会正会員であり会費を完納していること
  • 臨床工学技士として認定申請領域の実務経験が5年以上あり、現在も従事していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に1回以上「日本臨床工学会」に参加していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に要件を満たす単位を50単位以上取得していること
  • ※認定要件全てを満たす必要があります

試験内容

試験内容はペースメーカの応用設定、関連疾患の知識を問う問題、ペースメーカ・ICDのフォローアップの問題など基本的には事前に受講している講習会で習った分野での出題になります。講習会で配布されるテキスト内の要点をしっかりと覚え理解していることがポイントになります。

血液浄化専門臨床工学技士認定制度

制度の目的

血液浄化に関する治療を専門に人工透析業務・アフェレーシス治療などの業務に従事する臨床工学技士が正しい知識を持っており、他の医療従事者や後輩の臨床工学技士に指導できる立場の人材を育成することが目的です。

試験データ

主催機関 公益社団法人日本臨床工学技士会 JACE学術機構
試験日 3月上旬~中旬の土曜日
試験会場 東京都内
受験手数料 10,000円(オンラインクレジット決済・コンビニ支払い・ゆうちょ銀行ATM)
※願書出願期間中のみの手続きとなります。
願書受付期間 12月初旬~12月中頃まで
※提出書類を締切日までに必着するよう簡易書留にて郵送
※受験手続の詳細については日臨工・JACE学術機構のHPを参照
合格発表 合否の通知方法は各会場にて説明
合格率 32.7% ※平成28年度検定試験
問合せ先 JACE学術機構HPの問い合わせまで
受験資格
  • 医療資格保有者
  • 直近の「血液浄化関連指定講習会」の受講修了者、もしくは受講修了して5年以内であること
認定要件
  • 当該領域の検定試験に合格していること(但し検定試験合格から5年以内であること)
  • 認定申請年度から遡り連続して5年間、本会正会員であり会費を完納していること
  • 臨床工学技士として認定申請領域の実務経験が5年以上あり、現在も従事していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に1回以上「日本臨床工学会」に参加していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に要件を満たす単位を50単位以上取得していること
  • ※認定要件全てを満たす必要があります

試験内容

血液透析に関する専門的な知識を問う問題が出題されます。人工透析関する問題や透析時のトラブルの対応、ダイアライザーの種類の特性や患者ごとの選択方法・アフェレーシス関連の問題、血液浄化の適応となる疾患などの問題が出題されます。基本的に問題の出題範囲は受講した講習会のテキストです。

呼吸治療専門臨床工学技士認定制度

制度の目的

呼吸器に関する治療を専門に従事する臨床工学技士の人工呼吸器関連・酸素療法・ECMOなどの業務に従事する臨床工学技士が正しい知識を持っており、他の医療従事者や後輩の臨床工学技士に指導できる立場の人材を育成することが目的です。

試験データ

主催機関 公益社団法人日本臨床工学技士会 JACE学術機構
試験日 3月上旬の土曜日
試験会場 東京都内
受験手数料 10,000円(オンラインクレジット決済・コンビニ支払い・ゆうちょ銀行ATM)
※願書出願期間中のみの手続きとなります。
願書受付期間 12月初旬~12月中頃にかけて
※提出書類を締切日までに必着するよう簡易書留にて郵送
※受験手続の詳細については日臨工・JACE学術機構のHPを参照
合格発表 合否の通知方法は各会場にて説明
合格率 9.7% ※平成28年度検定試験
問合せ先 JACE学術機構HPの問い合わせまで
受験資格
  • 医療資格保有者
  • 直近の「呼吸治療関連指定講習会」の受講修了者、もしくは受講修了して5年以内であること
認定要件
  • 当該領域の検定試験に合格していること(但し検定試験合格から5年以内であること)
  • 認定申請年度から遡り連続して5年間、本会正会員であり会費を完納していること
  • 臨床工学技士として認定申請領域の実務経験が5年以上あり、現在も従事していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に1回以上「日本臨床工学会」に参加していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に要件を満たす単位を50単位以上取得していること
  • ※認定要件全てを満たす必要があります

試験内容

人工呼吸器に関する応用問題や吸入薬剤・鎮静剤についての問題、モードに関する問題、血液ガス関連の知識を問う問題、循環器やECMO、急性期疾患などの問題が出題されます。出題範囲は不整脈・血液浄化と同じく講習会で使用されたテキストから出題されます。

高気圧酸素治療専門臨床工学技士

制度の目的

臨床高気圧酸素治療装置操作技士とは異なる日本臨床工学技士会が主催する認定試験です。高気圧酸素治療に関する治療室の設備・適応疾患などの知識を正しく持っており、医療従事者に指導できる立場の人材を育成することを目的とした認定制度です。

試験データ

主催機関 公益社団法人日本臨床工学技士会 JACE学術機構
試験日 3月上旬の日曜日
試験会場 東京都内
受験手数料 10,000円(オンラインクレジット決済・コンビニ支払い・ゆうちょ銀行ATM)
※願書出願期間中のみの手続きとなります。
願書受付期間 1月上旬~1月中旬にかけて
※提出書類を締切日までに必着するよう簡易書留にて郵送
※受験手続の詳細については日臨工・JACE学術機構のHPを参照
合格発表 合否の通知方法は各会場にて説明
合格率 0% ※平成28年度検定試験(受験者5人)
問合せ先 JACE学術機構HPの問い合わせまで
受験資格
  • 医療資格保有者
  • 直近の「高気圧酸素治療関連指定講習会」の受講修了者、もしくは受講修了して5年以内であること
認定要件
  • 当該領域の検定試験に合格していること(但し検定試験合格から5年以内であること)
  • 認定申請年度から遡り連続して5年間、本会正会員であり会費を完納していること
  • 臨床工学技士として認定申請領域の実務経験が5年以上あり、現在も従事していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に1回以上「日本臨床工学会」に参加していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に要件を満たす単位を50単位以上取得していること
  • ※認定要件全てを満たす必要があります

試験内容

試験内容は、講習会の内容とテキストの中から出題されます。高気圧酸素療治療装置の構造や高気圧酸素治療の原理、適応疾患・中毒・トラブル時の対処法など知識を問う問題になります。臨床高気圧酸素治療装置操作技師の認定試験に比べてやや臨床工学技士よりの医療機器に関する問題が多く出題されます。

手術関連専門臨床工学技士

制度の目的

手術室の医療機器の操作や保守点検、手術室内の設備などの正しい知識を持っており、指導できる立場の人材を育成することを目的とした試験です。

試験データ

主催機関 公益社団法人日本臨床工学技士会 JACE学術機構
試験日 3月上旬の日曜日
試験会場 東京都内
受験手数料 10,000円(オンラインクレジット決済・コンビニ支払い・ゆうちょ銀行ATM)
※願書出願期間中のみの手続きとなります。
願書受付期間 1月上旬~1月中旬にかけて
※提出書類を締切日までに必着するよう簡易書留にて郵送
※受験手続の詳細については日臨工・JACE学術機構のHPを参照
合格発表 合否の通知方法は各会場にて説明
合格率 9.3% ※平成28年度検定試験
問合せ先 JACE学術機構HPの問い合わせまで
受験資格
  • 医療資格保有者
  • 直近の「手術関連指定講習会」の受講修了者、もしくは受講修了して5年以内であること
認定要件
  • 当該領域の検定試験に合格していること(但し検定試験合格から5年以内であること)
  • 認定申請年度から遡り連続して5年間、本会正会員であり会費を完納していること
  • 臨床工学技士として認定申請領域の実務経験が5年以上あり、現在も従事していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に1回以上「日本臨床工学会」に参加していること
  • 認定申請前年度から遡る5年間に要件を満たす単位を50単位以上取得していること
  • ※認定要件全てを満たす必要があります

試験内容

試験内容は手術室内で使用する麻酔器や手術関連機器の知識、手術室内の医用電源や災害時の非常電源に関する問題、手術室のクリーン環境などの問題が出題されます。臨床工学技士に必要な医療機器の知識だけでなく清潔操作、空調設備などの医療従事者として必要な感染防止に関する問題も出題されます。

学会認定制度

認定士の資格は日本臨床工学技士会だけではなく、さまざまな学会が主催となって認定士の試験を行っています。医療は日々変わっていきますので技術だけでなく知識も求められる現場です。知識を正しく持ち新しい情報にも対応することができるためには日々の勉強も欠かせません。

これからご紹介する認定士の資格は看護師などのコメディカルも取得できる認定士の資格もありますがどれも取っておいて損はない資格です。簡単に各資格について紹介致します。

透析技術認定士

制度の目的

透析技術認定士は、血液透析の専門家です。人工透析を行う上で必要な知識と技術が正しく身についていることを証明する認定試験で、人工透析室で勤務する人・集中治療室に勤務する人などが対象です。

この資格を取得することによって血液浄化に関する知識がより深まり、客観的な知識の証明にもなります。臨床工学技士は実務経験が2年以上と短いため最初のステップアップとして取得される方が多い認定試験です。

転職アドバイザーから一言

透析技術認定士の資格を持っていると、さまざまな施設へ就職しやすくなります。また、給与にそれほど大きな影響は出ませんが、透析クリニックへ就職できる可能性が高くなります。透析クリニックは遅くても22時程度までの診療なので、夜勤がなく一般の病院より働きやすいのがメリットです。

試験データ

主催機関 透析療法合同専門委員会(日本腎臓学会・日本泌尿器科学会・日本人工臓器学会・日本移植学会・日本透析医学会)
試験日 年1回 5月中旬~下旬の日曜日
試験会場 東京都内
受験手数料 10,000円(受講料別途32,000円)
願書受付期間 ※主催機関にお問合せください。
※申し込み受け付けは郵送のみ可
※受験手続の詳細については医療機器センターのHPを参照
合格発表 合否の通知方法は各会場にて説明

  • 郵送では例年7月~8月ごろの予定
  • 財団法人医療機器センターのホームページに番号を掲載
合格率 過去5回の合格率 … 70.7%
※第34~38回
※参考:透析技術認定士認定試験実施状況
受験資格
  • 臨床工学技士は実務経験が2年以上
    ※ただし常勤に限る。
  • 直近の講習会に参加済または、前3回のうちいずれかの認定講習会を受講済み。
  • e-ラーニングでの講習会を受けていること
更新 透析技術認定士の資格の有効期限は5年間です。更新するには、5年ごとに認定講習会を受講する必要があります。
参考URL http://touseki.jaame.or.jp/

試験内容

透析技術認定士の試験内容は血液浄化専門臨床工学技士認定に比べると比較的容易な内容となっていて、対象となる疾患・人工透析装置の構造やアラーム時の対応・使用薬剤・圧ラインに関する問題など幅広く問われます。

臨床工学技士は日ごろから人工透析装置を操作していますので講習会でのテキストや過去問題を理解しておけば比較的難しくない試験です。

体外循環技術認定士

制度の目的

体外循環技術認定士は日本人工臓器学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本体外循環医学会の4学会が認定する資格で、体外循環に関する知識と技術が正しく適切に行うことができることを確認・証明するための認定試験です。

認定士の取得には指定された症例を決められた回数を経験していることが必須条件となるため総合病院や大学病院などの毎日人工心肺業務を行っている臨床工学技士は取得しておきたい資格です。

転職アドバイザーより一言

人工心肺など、体外循環装置の操作技術を認められた資格です。総合病院や救急指定病院など、心臓外科手術を行う施設へ勤務する際に役立ちます。必然的に大型病院へ転職しやすくなるため、キャリアアップを目指している人ならぜひ取得しておきたい資格です。

臨床工学技士の年収は、40代だと400万円~600万円ほどで、かなり幅があります。給料の金額は勤務先の規模に大きく左右され、大型の総合病院の管理職になると、最終的に年収700万円以上になる人もいます。生涯年収にも大きな差がつくため、大きな病院で働くことはそれだけでもメリットがあるといえるでしょう。

試験データ

主催機関 4学会合同認定委員会(日本人工臓器学会・日本胸部外科学会・日本心臓血管外科学会・日本体外循環技術医学会)
試験日 年1回 7月中旬
試験会場 東京都内
受験手数料 15,672 円(試験料 15,000 円,郵送料 672 円)
※郵便局の払込用紙を用いて振込むこと
願書受付期間 4月上旬~5月末まで。
※郵送の場合、5月31日までの消印があるもの。
※受験手続の詳細については厚労省のHPを参照。
合格発表 11月初旬 日本人工臓器学会大会(東京)において発表
※各HP・会誌に氏名を記載する場合有り
合格率 主催期間は受験者数や資格保有者数を発表していません。試験の合格率は90%程度とされています。
受験資格
  1. 日本人工臓器学会及び日本体外循環技術医学会の正会員であること。
  2. 臨床工学技士は経験年数が3年以上であること
    ※ただし常勤に限る。
  3. 日本体外循環技術医学会教育セミナーカリキュラムを履修し、所定の単位を取得した者。
  4. 日本人工臓器学会教育セミナーを 1 回以上受講した者。
  5. 4.とは別に認定委員会が定めた日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本人工臓器学会の体外循環セミナーで 10 ポイント以上取得した者。
  6. 30症例以上の体外循環の操作経験がある者
  7. 以下に該当する者は除く
    (1)精神病者または向精神薬、覚醒剤、麻薬、大麻、アヘンの常用者、もしくはその影響が認められる者
    (2)目が見えない者、耳が聴こえない者もしくは口がきけない者
更新 体外循環技術認定士の資格の有効期限は5年間です。更新するには、5年ごとに一定の体外循環器経験とセミナー受講が必要となります。さらに、引き続き5年間、日本体外循環技術医学会・日本人工臓器学会の会員であることが必須となります。
参考URL http://jasect.umin.ac.jp/nintei/

試験内容

体外循環技術認定士の試験は筆記会試験の他に口答試験があります。筆記試験の問題は体外循環に関する基礎と応用の知識・使用薬剤・トラブル時の対処法・アラーム関連・補助循環に関する問題になります。

午後からは面接官との口答試験がありますので臨床工学技士観や体外循環に関する知識を口答で答弁できるよう練習しておくことが大切です。

3学会合同呼吸療法認定士

制度の目的

3学会合同呼吸療法認定士は、日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本麻酔科学会の3つの団体が主催する認定制度で呼吸器に関する知識や技術が適切であることを認定医するための試験です。チーム医療の中でリーダーポジションとなる人材の育成を目的としています。

転職アドバイザーより一言

この資格を所持していれば、一般病棟や救急救命センター、リハビリテーション科など多くの部門で働ける可能性が生まれるでしょう。また、重症患者を管理できるということで、チームから頼りにされ給与面でも優遇される傾向にあります。

試験データ

主催機関 3学会合同呼吸療法認定士認定委員会(日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本麻酔科学会)
試験日 11月中旬~下旬の日曜日
試験会場 東京都内(詳細は決まり次第随時発表)
受験手数料 10,000円(受講料とは別)
願書受付期間 4月中旬~下旬
※特定記録郵便のみ受け付け
※受験手続の詳細については医療機器センターのHPを参照。
合格発表 3月下旬

  • 厚生労働省にその受験地及び受験番号を掲示
  • 公益財団法人医療機器センターのホームページ
合格率 過去5回の合格率 … 63.0%
※第18~22回
※参考:「3学会合同呼吸療法認定士」認定制度
受験資格

認定講習会を受講した者。もしくは認定講習会受講免除者(受講年度を含めて3年間は受験資格が与えられます)
なお、認定講習会を受講するためには、次の2点を満たす必要があります。

  • 臨床工学技士は経験年数が2年以上
  • 受講申し込みから過去5年以内学会や講習会に参加し必要な点数を取得しているもの
更新 3学会合同呼吸療法認定士の資格の有効期限は5年間です。更新するためには、定められた学会・講習会等への出席および論文発表などによって総得点50点以上を取得し、取得点数証明書など更新手続きに必要な書類一式を認定委員会へ提出する必要があります。
参考URL https://www.jaame.or.jp/koushuu/kokyu/k_index.html

試験内容

3学会合同呼吸療法認定士の試験内容は血液ガス・呼吸機能に関する問題・呼吸不全の患者の管理方法・酸素療法・人工呼吸管理中のモニター・全身管理と使用薬剤・NPPV・術後の合併症などの講習会でのテーマをもとにテキストや過去問をベースに出題されます。

しっかりと要点を抑えて過去問を解いておけば、そこまで難易度は高くない認定試験です。

臨床ME専門認定士

制度の目的

病院内のME機器やシステムを正しく理解し、関連設備の保守・安全管理を中心に専門的な知識と技術を持ち、医療現場で臨床工学技士間また他の医療従事者に対して教育と指導をすることができる資質を持っている人に与えられる認定制度です。

高度化する医療機器を扱う上でさらに深い知識を持つ人にオススメの比較的新しい認定制度です。

転職アドバイザーより一言

転職においては、病院はもちろん医療機器メーカーに対してもアピールポイントになるでしょう。一般企業に就職できる可能性が生まれるのが大きな特徴だといえます。メーカーは一般企業の中では給料が高い傾向にあり、平均年収600万円程度、1,000万円を超える人も珍しくありません。勤務の負担も病院よりは抑えめです。

試験データ

認定要件

臨床ME専門認定士の資格試験そのものはありません。以下の要件を満たすことで認定されるようになります。

  1. 第1種ME技術実力検定試験の合格認定書を取得した者
  2. 臨床工学技士、看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、准看護師等の資格を有する者
  3. 医療機関における2年以上(准看護師は3年以上)のME機器・システムおよび関連設備の保守点検・安全管理の実務経験を有する者
更新 臨床ME専門認定士の資格の有効期限は5年間です。更新するためには、定められた学会への出席および学術論文の提出によって60点以上を取得し、申請を行う必要があります。
参考URL http://www.jsmi.gr.jp/clinical/
http://megijutu.jp/rinsyo/sub006.html

試験内容

臨床ME専門認定士は日本医療機器学会が主催する認定制度です。臨床ME専門認定士の資格試験そのものはありません。認定条件として第1種ME技術実力検定試験に過去合格したことがあること、実務経験のみで取得することが可能です。

臨床高気圧酸素治療装置操作技師

制度の目的

高気圧酸素治療装置に必要な知識を正しく持ち、患者と医療従事者の両者が安全に使用できるように講習・試験を受けた方に与えられる認定制度です。

高気圧酸素治療法はさまざまな疾患の治療法に用いられるためよく使用される医療機器のひとつですので、治療中の操作を行う臨床工学技士は持っておくべき資格のひとつです。

転職アドバイザーより一言

高気圧酸素治療装置を導入する医療機関は増加傾向にあり、臨床高気圧治療技師の求人も大きく増えています。急性期病院など、緊急治療を行う施設では特に歓迎されるでしょう。当然、給与面でも優遇されます。

試験データ

試験日 年1回 1月上旬~中旬の日曜日
試験会場 東京都内
受験手数料 20,000円(受講料・試験申請料・認定料含む)
願書受付期間 6月中旬~8月末まで
※受験手続の詳細については日本臨床高気圧酸素・潜水医学会のHPを参照。
合格発表 講習会と筆記試験は同日に行われ受講した後に試験を受け講習会の終了証をもらい、後日合否が郵送にて通知されます。
合格率 主催期間は受験者数や資格保有者数を発表していません。
問合せ先 日本臨床高気圧酸素・潜水医学会 事務局まで
受験資格
  • 医療機関の常勤者で、2年以上の臨床経験を有する臨床工学技士で業務として高圧酸素治療に従事している者、あるいは高気圧酸素治療の臨床経験を有する者
  • 医療機関の常勤者で、高気圧酸素治療の臨床経験を有しない臨床工学技士で3年以上の臨床経験を有する者
  • 継続して2年以上日本高気圧環境・潜水医学会の学会員である者
  • 学会費を完納している者
更新 臨床高気圧治療技師の資格の有効期限は6年間です。更新するためには、定められた学会への出席および学術論文の提出によって24単位以上を取得し、申請を行う必要があります。
参考URL http://square.umin.ac.jp/jachod/index.html

試験内容

臨床高気圧酸素治療装置操作技師の試験内容は、基本的に講習会の内容とテキストの中から出題されます。内容は高気圧酸素治療の原理と適応疾患・中毒・トラブル時の対処法など一般的な知識を問う問題になります。

また、試験科目の中に小論文がありますのです出題テーマに沿った自分自身の考えを800~1200文字でまとめる必要があります。

日本アフェレシス学会認定技士

制度の目的

日本アフェレシス学会が主催する認定技師制度は、血漿交換を始めとするCHDF・血液吸着などの血液浄化の体の不要物や毒素の除去に関する治療に特化した認定資格です。アフェレシスの診察・治療に必要な知識と技術を有していると学会が認定することによって与えられる資格になります。

試験データ

主催機関 一般社団法人日本アフェレシス学会
試験日 会の開催と同時に試験も行われるため、試験日は学会の開催期間内となります。
試験会場 学会の開催と同時に試験も行われるため、学会の開催地が試験会場となります。※開催地は毎年変わります。
受験手数料 30,800円(銀行振込)
願書受付期間 ※主催機関にお問合せください。
合格発表 ※主催機関にお問合せください。
問合せ先 一般社団法人 日本アフェレシス学会「認定制度委員会」
受験資格
  • アフェレシスの診療に必要な知識・技能を有すること
  • 申請時に引き続き5年以上学会の会員であり、会費を完納していること
  • 申請時に、学術大会あるいは地方会における技術講習会に1回以上出席していること
更新 認定の有効期間は5年ですので、引き続き認定を受けるのであれば更新が必要です。
詳細は、日本アフェレシス学会認定技士制度規則をご覧ください。
参考URL http://www.apheresis-jp.org/

試験内容

アフェレシスに関する問題が筆記で出題されます。試験は日本アフェレシス学会が行われている期間中に同会場で試験が行われます。

実務経験の年数に指定はありませんが、学会が指定する学会・講習会の参加や発表などで単位が必要となりますのでそれぞれ参加し単位を取得しておきましょう。すでに他の血液浄化の認定士を取っている方で今後も血液浄化を専門に従事する方がさらに資格を取ることが多い印象を受ける資格です。

まとめ

今回は臨床工学技士が取得することができる各認定についてご紹介しました。現在は、臨床工学技士の資格だけではなく実務経験を積んで関連する分野の認定制度を受けることが多くなっています。今回のポイントは以下の3つです。

  • 日本臨床工学技士会の認定制度には正会員であることが必須条件!
  • 認定資格に迷っているならまずは透析技術認定士・体外循環技術認定士・3学会合同呼吸療法認定士のうちから選ぼう!
  • 認定士の資格取得でモチベーションもアップ!

日本臨床工学技士会の資格は今回ご紹介したもの以外にもあり今後重要度を増す認定資格になってくことが予想されます。まずは実務経験の年数が少ないものやポイントに挙げた3つの学会から挑戦してみるといいでしょう!認定資格が増えることでモチベーションアップにも繋がります。ぜひトライしてみてくださいね!

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