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【調査結果】コロナの影響で他の医療機関・企業はどう変わった?みんな転職活動している?していない?

更新

新型コロナウイルスの感染拡大防止に日々ご尽力されている医療関係の皆様には深く感謝申し上げます。

「自分の職場はコロナで仕事が減っているけど、他の臨床工学技士さんの職場は?」
「このコロナの状況で、転職を考えている人はいるの?」

臨床工学技士JOBではこのような情報を共有するため、当サイトにご登録されている方に「今の職場環境や転職の意識に対するアンケート」を実施しました。

ご回答をいただけた方には、厚くお礼申し上げます。

ぜひ他の臨床工学技士さんが勤める職場環境の情報収集や、今後の転職活動の参考にご利用ください。

もくじ

調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年4月23日〜2020年5月6日
調査対象:臨床工学技士JOB登録者(有効回答数:17人)

コロナによる現在の職場環境の変化

コロナウィルスの感染拡大に伴う、現在の「職場環境の変化」をお聞かせください

調査結果
  • マスクを始めとする備品不足の増加
  • 感染対策の強化
  • コロナ患者対応のため、病棟の再編成
  • 勤務体制の見直し
  • 面会制限など、部外者の入室禁止

熱発などがある患者の受け入れを控えるようになった。共用部の清掃をするようになった

担当業務)透析、心カテ、呼吸器管理

ディスポ手袋やプラスチックエプロン、エタノールスプレー、アルコール消毒、マスク、ガーゼ類が圧倒的に不足。近日中に在庫がなくなり、今後の入荷が未定。
ハンドソープ類、入浴に必要な物資も不足している。
そのため、ゴミ袋でエプロンを作り、支給されるマスクを除菌スプレーや洗濯して使っている。破けない限り、患者ごとにディスポエプロンを使い回している。面会制限もあり、洗濯等の受け入れや受け取りといった業務が増えた。

担当業務)透析・中央管理・内視鏡

その他の回答

  • マスクの使用が一人1日1枚になった
  • 感染対策や勤務形態が変わった
  • 換気の回数が増えて、とても寒い
  • 業務量が減少したことにより、時間外業務がほぼなくなった
  • 感染対策強化による業務スタイルの変化は有り
  • 二つの病院を兼務していたスタッフは、固定勤務となった
  • マスク等の物品が不足
  • コロナ患者対応のため、病棟再編中。救命センターICUにベッド再編
  • 部外者の入室禁止

コロナによる業務量の変化

コロナウィルスの感染拡大に伴い、仕事量は増えましたか?また、どのように変わりましたか?

コロナウィルスの感染拡大に伴う、仕事量の変化
調査結果
変わらない
41%
増えた
減った
とても減った
18%
とても増えた
6%

変わらない…41%

変わらないが、在庫管理が難しい。

担当業務)透析・機器管理・人工呼吸器管理

特に変わったことはないが、検温の徹底と患者観察が強化された。

担当業務)クリニックでの透析業務

特に変わらないと思われる。

担当業務)透析・中央管理・内視鏡

増えた…6%

関東の中の地方の大学病院のため、重症化したコロナの患者が集中し、ECMO対応増えている。

担当業務)オペ室業務・オペ室内の機器の管理、点検・成人及び、小児における人工心肺、PCPS、ECMO、IABP、VAD、の操作および管理

事前の準備、消毒、防護類の準備の時間が必要。

担当業務)透析クリニック

ECMOや持続緩徐式血液濾過透析の症例増加により仕事が増えている。

担当業務)臨床工学技士業務全般

減った…18%

在宅勤務の患者が増えたこと、旅行透析者が減ったことでオフィス街にあるクリニックでは患者が減った。

担当業務)透析クリニックでの透析業務

病院全体で入院患者を減らした為、入院透析が減った。

担当業務)総合病院で慢性期から急性期の血液浄化業務

透析患者数は変わらず。心カテは件数が激減した。呼吸器管理は消耗品や使用上の注意が増え、管理が面倒になってきた。

担当業務)透析、心カテ、呼吸器管理

とても減った…18%

入院透析患者の入院期間の短縮により、透析件数が減っている。不急の手術はなるべく避けており、それに伴いペースメーカーの埋め込み件数が減っている。

担当業務)透析室での血液浄化・心臓埋め込むデバイス埋め込み時の立ち会い・外来患者、入院患者の心臓埋め込みデバイスの点検

予定していた勤務日程が、全て休職となりました。

担当業務)透析患者の対応

とても増えた…6%

コロナ対応が激増した

担当業務)総合病院での臨床工学技士業務全般

職場のコロナ対策

コロナウィルスの感染拡大に伴い現在の職場で、どのような「対策」を取られているか教えてください

調査結果
  • ガイドラインにそったプレコーションの徹底
  • 会議や講演会等々のzoomでのオンライン実施
  • 外来入口にサーモグラフィーの導入

マスク、n95マスク、ガウン、フェイスシールド、消毒などが不足し、使用制限や、使用方法の見直し。ECMOの台数が増加。 定時および急患の手術の制限。患者家族の面会禁止。振り分け外来(発熱外来)の実施。会議や講演会等々のzoomでのオンライン実施。外来入口にサーモグラフィーの導入。

担当業務)オペ室業務・オペ室内の機器の管理、点検・成人及び、小児における人工心肺、PCPS、ECMO、IABP、VAD、の操作および管理

PCR検査実施。コロナ疑い患者の受け入れ用個室の確保。ゾーニング。コロナ患者の為の呼吸器対策などを行っています。

担当業務)透析・中央管理・内視鏡

感染防止のため、透析室のベッド柵の清拭を行っている

担当業務)透析室での血液浄化・心臓埋め込むデバイス埋め込み時の立ち会い・外来患者、入院患者の心臓埋め込みデバイスの点検

ガイドラインに沿ったスタンダードプレコーションの徹底

担当業務)オペ室業務・オペ室内の機器の管理、点検・成人及び、小児における人工心肺、PCPS、ECMO、IABP、VAD、の操作および管理

コロナ禍でのみんなの転職意識

現在の転職に関するお考え、その理由についてお聞かせください

コロナウイルス感染拡大に伴う現在の転職意識とその理由について
調査結果
一旦保留
41%
落ち着いたら
すぐにでも
29%

一旦保留…41%

コロナの影響で今後業務量の変化が予測され、また業務上人数が必要で収まるまでは、職場に迷惑をかけるため。

プライベートでの変化があったので、今は考えていない。

特に転職する理由が、今はない。

騒動が落ち着いたら転職したい…29%

今は、転職より現職で務めるのが精一杯で、心の余裕がない。

経済的に不安定であり、今動くのは危険であること、また家族から反対されている。

コロナの影響で、転職希望先の動きが鈍いため。

すぐにでも転職したい…29%

病院の経営状況が極めて悪く、定時昇給なしや賞与の減給が続いている。

今の職場では、自分が成長できないため。

転居を考えている為。

現職の仕事量と、給与が見合わないから。

コロナ禍・アフターコロナでの転職に関するQ&A

今後、臨床工学技士の全体の求人の増減はどうなりますか?

A コロナの影響をもっとも受けていないのが臨床工学技士の求人です。全体の求人数はコロナ前と現状と大きな変化はありません。

特に最も求人数の多い「透析管理」のお仕事は、引き続き多くの求人がございます。

新型コロナウイルス肺炎患者の中でも重症患者に使用される人工呼吸器や心肺補助システム(ECMO)が足りないなど話題になっておりますが、今後、急性期病院におけるこういった生命維持装置の臨床工学技士の求人は増えるかもしれません。

施設別の求人状況はどうなっていますか?

A 病院・クリニックなど、施設別で採用状況が異なっています。

  • 病院
    感染患者を受け入れていない、中小の民間病院であれば採用活動は継続中
  • 人工透析を行っている病院やクリニック
    採用活動は停滞気味ですが、 コロナウイルスが落ち着けば活発に動きだすでしょう。タイミングを逃さないよう情報収集に努めましょう。
  • 医療機器メーカー
    現現在募集自体に大きな影響はでていません。ですが選考スピードは遅くなることが予測されます。将来的にはアプリケーションスペシャリストのニーズが高まるでしょう。

その他もっと詳しく知りたい!という方は、こちらもあわせてご覧ください。
»コロナウイルスによる転職活動の影響

コロナウィルス感染拡大の影響により、求人募集が休止したケースはありましたか?

A 透析クリニックなどは選考が延期になったり、募集を休止したところもありました。

延期というのは、感染対策の為、単に院内での面接が出来ないという背景からです。

また募集を休止したところも、募集がなくなったというよりも、感染症対策の徹底など、院内の体制を整えるのに、慌ただしい状況となり、採用まで手が回らなくなったというのが率直な理由でした。

コロナウィルス感染拡大の影響により、選考ハードルが下がるなど応募要件に変化はありましたか?

A 特にありません。

コロナの影響でECMOが注目されていると思いますが、ECMOの経験者を求めている求人はありますか?もしくは、今後増えますか?

A ECMOは全国に約1400台あるそうです。ただ、各病院に分散されている事と使用頻度の少なさから、ECMOを扱える医師や臨床工学技士などの医療従事者は非常に少ないと言われてます。

そういう意味では、今後はECMOを扱える臨床工学技士のニーズは高まるかしれません。

ただ、ECMOを使う場合、医師や臨床工学技士など多くの医療従事者が付きっきりになる必要があり、ECMOの使用頻度が増えていかないという現状もあるため、ECMOの経験者をピンポイントで採用する求人は今後も出る可能性は低いです。

今後はECMOを含めて、「生命維持装置全般」の経験者を求める求人は増えるかもしれません。