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新型コロナウイルスの感染拡大防止に日々ご尽力されている医療関係の皆様には深く感謝申し上げます。
臨床工学技士JOBでは緊急事態宣言中・解除後の職場の人員やお給料に変化があったのかアンケートを取りました。
ご回答をいただけた方には、厚くお礼申し上げます。
ぜひ他の臨床工学技士さんが勤める職場環境の情報収集や、今後の転職活動の参考にご利用ください。
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2020年8月21日〜2020年9月4日
・調査対象:臨床工学技士JOB登録者(有効回答数:14人)
緊急事態宣言中の業務量の変化
緊急事態宣言中(4月7日~5月25日)の仕事量(来院者数、検査数)は、宣言前と比べて変化はありましたか?
調査結果
- 減った
- 45.5%
- 変わらない
- 36.4%
- 増えた
- 19.2%
緊急事態宣言解除後の業務量の変化
現在の仕事量(来院者数、検査数)は、緊急事態宣言中(4月7日~5月25日)と比べ、変化はありましたか?
調査結果
- 変わらない
- 45.5%
- 増えた
- 18.2%
- とても増えた
- 18.2%
- とても減った
- 9.1%
- 減った
- 9.1%
緊急事態宣言中のお給料の変化
緊急事態宣言中(4月7日~5月25日)の月給は宣言前と比べ変化はありましたか?
調査結果
- 変わらない
- 75%
- 増えた
- 8.3%
- 減った
- 8.3%
- とても減った
- 8.3%
緊急事態宣言解除後のお給料の変化
現在の月給は、緊急事態宣言中(4月7日~5月25日)と比べ、変化はありましたか?
調査結果
- 変わらない
- 50%
- 増えた
- 16.7%
- とても増えた
- 16.7%
- 減った
- 16.7%
緊急事態宣言解除後の賞与の変化
病院
緊急事態宣言解除後の賞与についてお聞かせ下さい(出る予定だった方含む)
調査結果
- 前回と変わらない
- 30%
- 前回より増えた
- 20%
- 前回より
やや増えた
- 20%
- 前回より減った
- 20%
- 前回より
やや減った
- 10%
コロナによる現在の職場環境の変化(人員体制)
4月以降、周りの職員の部署異動や退職など人員体制に変化はありましたか?
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
担当業務)クリニック/健診センターでの透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、心臓カテーテル検査
外来も多少はありますが、人工透析が基本なので場所移動や退職などはないが、感染室につきっきりで、感染対応の格好(ガウン、マスク、フェイスシールド、ヘッドキャップなど)のまま部屋から出られないので、感染室の担当になったスタッフはかなりのストレスで仕事をしている。
危険手当やもし感染したらどのように補償してくれるかなどの説明はなく、感染しても家族に移す危険の少ない単身者に負担がかかっている。
担当業務)クリニック/健診センターでの心電図、採血、透析管理(穿刺・返血)、看護業務
コロナを理由にした退職は自分の知る限りはないようですが、主に事務部の配置転換が増えたようです。
勤務先の病院では医事課職員が発熱外来の対応をしているため、その他の事務職員、看護師、コメディカルスタッフにて持ち回りで病院玄関でのトリアージを行うこととなりました。
来院された患者に対し1番に対応しなければいけないため、自分に感染するのではないかという不安もありますが現状を鑑みると仕方ないかと思う部分もあります。
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、人工呼吸器、心臓カテーテル検査、手術室
担当業務)病院での心電図、透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
担当業務)病院での人工心肺、手術室、ICU・CCU
場合によっては条件がありますが車出勤が可能になりました。また、自宅待機や子供の休校による特別休暇がとれるようになりました。
また、育休の方の延長が可能になりました。
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、人工心肺、人工呼吸器、手術室、ICU・CCU
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
緊急事態宣伝時は、業務量も減って有給消化になっていました。
その後は、勤務体制自体は変わりませんでしたが、業務量が増加して残業時間もかなり増えました。
(内視鏡検査や手術を抑えていた患者を受け入れたため)
担当業務)病院での医療機器管理、人工呼吸器、手術室、ICU・CCU
担当業務)クリニック/健診センターでの透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
一身上の都合で3月いっぱいで退職しました。同僚の話によると体制に変化はないそうです。
担当業務)現在は離職中
コロナによる職場環境の変化(人員体制以外)
4月以降の職場環境の変化(人員体制以外)についてお聞かせ下さい。
マスクの使い回し、消毒液の期限延長、ガウンの再利用などがありました!
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
消耗品(マスク、アルコール、手袋、ガウン等)は品薄から少しは確保できるようになったがまだ確実な確保は出来ず。
休憩室では常にソーシャルディスタンスで会話NG
担当業務)クリニック/健診センターでの透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、心臓カテーテル検査
マスクは3日に1枚、エプロンは最初は45Lのビニール袋を使って作っていたが、コスト的に農業用のビニールがグルグル巻いてあるものの方が安かったので、それを使用し手作りした。
手袋も足りなかったから、患者さんに接するときはいつもの手袋を使用し、ベット周りの掃除などには100均に売ってある手袋などを買ってきて使用した。
一時期解消されていたが、また手袋が足りなくなってきているようで同じような対策を始めている。
あとは、透析は沢山の人が同じ部屋ですごすので、コロナ感染疑いの人は隔離室で透析を行なっている。
疑いの対象は、熱が37度を超えた人、風邪症状がある人、身近でコロナ感染者が出た人、他県からの家族の帰省があった人などで、普段では隔離しない患者さんまで隔離透析をしているので、感染室のベッドだけでは足りず、隣の部屋も感染室として使用している。元々感染室と隣の部屋は扉とガラスで仕切られているので問題ないが、感染室の隣の部屋とそのまた隣の部屋は一部区切りがないので、区切りがない部分には天井から床までビニールを打ちつけて感染用にしている。
担当業務)クリニック/健診センターでの心電図、採血、透析管理(穿刺・返血)、看護業務
緊急事態宣言中は患者も来院を控えていたのか、外来が閑散としておりましたが、近頃はコロナ発生以前と変わらないほど来院数が増えています。
マスクに関しては現状は在庫も回復しておりますが、一部ディスポーザブル手袋が不足しているようです。
また、ME機器の部品が国外でも欠品で修理対応等滞っているケースもあります。
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、人工呼吸器、心臓カテーテル検査、手術室
マスク不足は深刻でしたが院長先生が仕入れて下さり解消しました。
担当業務)病院での心電図、透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
担当業務)病院での人工心肺、手術室、ICU・CCU
現在、マスクやキャップが足りない現状になりました。
当初は充実していましたが、感染者が増加したことにより不足しております。
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、人工心肺、人工呼吸器、手術室、ICU・CCU
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
5月まではマスクやガウンが不足して、MRSAなどの感染の患者は袖なしエプロンなどを利用していました。
十分な感染対策ができない状況でした。
担当業務)病院での医療機器管理、人工呼吸器、手術室、ICU・CCU
3月までの話ですが、マスクは不足しました。物品庫に在庫を抱えないように、在庫が1箱を切ったら総務課に発注するように変更になりました。
また手指消毒も不足し、個人持ちの携帯ボトルは捨てず、大瓶から移し替えて使うようにと言われました。
現在は解消されたそうです。
担当業務)クリニック/健診センターでの透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
3月までの話ですが、マスクは不足しました。物品庫に在庫を抱えないように、在庫が1箱を切ったら総務課に発注するように変更になりました。また手指消毒も不足し、個人持ちの携帯ボトルは捨てず、大瓶から移し替えて使うようにと言われました。
現在は解消されたそうです。
担当業務)現在は離職中
コロナによるご自身の心境や仕事への得組み方の変化
コロナ禍によるご自身の変化を教えてください。仕事への取り組み方、仕事への価値観などなんでも結構です。
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
コロナで大学病院等は給料や賞与の大幅な削減があるがクリニックでは大きな金額の変化は無かったので給料面ではクリニックのが安定していると思った
担当業務)クリニック/健診センターでの透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、心臓カテーテル検査
今までも人から人に感染をさせないように気を配ってはきたが、今回のコロナで自分が感染源になってしまったらどうしようという、強い不安を感じるようになった。基本的なところは変わらないが、マスクの着用などなんとなくなあなあになっていた部分にも気をつけるようになった。
担当業務)クリニック/健診センターでの心電図、採血、透析管理(穿刺・返血)、看護業務
勤務先では現状、重傷者の受け入れは行っていないので、人工呼吸器やECMO等の対応はほとんどありません。ですが今後感染者数が増えていく中で勤務先でも重傷者を受け入れざるを得ない状況は十分に起こりうると考えています。
感染者数だけでなく、重傷者の推移を見守っている現状です。
コロナの影響で昇給がなく、賞与も大幅にカットされてしまったので率直に困ったな、という思いです。
周囲のスタッフとも意見交換をしていると仕方ないと思う反面、モチベーションは保ちづらいなと自分も含め皆考えているようです。
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、人工呼吸器、心臓カテーテル検査、手術室
以前からでしたがより一層身の回りの衛生面に気をつけるようになりました。
担当業務)病院での心電図、透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
日常での行動がかなり制限されていて、以前よりも仕事に対するやる気が低下している。
担当業務)病院での人工心肺、手術室、ICU・CCU
アルコール消毒の機会が増え手荒れが増えてきました。また、マスクが必須や対応時におけるN95マスクを付ける機会が増加し感染対策に心がけるようになりました。
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理、人工心肺、人工呼吸器、手術室、ICU・CCU
担当業務)病院での透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
もう少し、プライベートを充実させたいと強く思いました。
担当業務)病院での医療機器管理、人工呼吸器、手術室、ICU・CCU
担当業務)クリニック/健診センターでの透析管理(穿刺・返血)、医療機器管理
子供が登校・登園自粛になり、就活を一時辞め、子供との生活を満喫しました。今まではなかなか遊んであげられなかったが、毎日いっぱい遊び、子供達の笑顔に癒され、仕事より家庭が大事だと改めて感じました。
担当業務)現在は離職中
時間ごと、トイレの清掃消毒、終了時の清掃消毒が増えた。
担当業務)現在は離職中
離職してみて臨床工学技士という仕事に対する働く意欲がまたわいてきました。
担当業務)現在は離職中
転職に対する意識
現在の転職に関するお考えをお聞かせ下さい。
調査結果
- 在職中で
転職活動は様子見
- 46.2%
- 在職中で
転職活動は考えていない
- 23.1%
- 在職中で
転職活動中
- 15.4%
- 離職中で
転職活動中
- 15.4%
転職に関するQ&A
転職に関する質問をキャリアコンサルタントが回答します。同じ質問・似たような質問はまとめさせていただきました。
転職市場の状況が知りたい。
夏にアップした記事になりますが、コロナ禍での転職市場の状況をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。次回は10月に最新の転職市場の状況をお届けする予定です。
→転職市場の状況
転職先の医療機関が、このままコロナの影響が続いてもやっていけるのか。ボーナスを維持できるのか。何かあった際スタッフに対してどのような対策をとってくれるのか。事前にそういう情報をキャッチする方法はありますか?
ご自身で事前にそういう情報をキャッチするのは、かなり難しいかと思います。
一つの方法としては、面接の場面で質問する事で、ある程度把握できるかもしれません。
ただ、あからさまにボーナスは維持できますか?コロナの影響で経営的に大丈夫ですか?と直接的な質問は、なかなか質問しにくいと思いますし、面接官からの評価を下げてしまうリスクもあります。
また臨床工学技士JOBの転職アドバイザーであれば、ある程度の医療機関の経営状況やコロナ対策など把握している情報もあります。
臨床工学技士JOBの転職アドバイザーを上手に活用いただき、そういった事前情報の収集、面接での質問内容など不安点を解消していただければと思います。
やはりコロナの影響が気になるところです。単純な求人数もそうですが、応募先のコロナへの対応はどうなっているのか、給料へは影響していないか、現状で求められる人材はどのようなものか、自分の職種でのコロナへの関わり方はどうなのかを知ることは可能でしょうか?
可能です。ただ、ご自身で知ることは困難かと思いますので、弊社の転職アドバイザーにご相談ください。