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臨床工学技士の経験を活かしたキャリアチェンジ特集

臨床工学技士の経験を活かした
キャリアチェンジ特集

臨床工学技士の方の多くは、病院やクリニック(特に透析クリニック)などで働いている方が多い事と思います。今まで臨床工学技士として臨床現場で培った医療機器の取り扱い経験を活かせる職場は医療機関以外にもあります。このページでは、将来に迷われている方に、臨床工学技士の経験を活かした新しいお仕事のご案内です。

今までのお仕事からのキャリチェンジになりますので、どのような仕事をするのか、給与はどれくらいなのか、将来のキャリア設計はどうなっているかなどわからないことが多いと思います。

このコロナ禍の中、将来のキャリアプランやライフプランに迷われている方も多い事と思いますので、皆様の転職活動の参考になれば幸いです。

【1】治験業界

新薬開発に携われる治験業界にも臨床工学技士の活躍の場があります。
治験とは、製薬会社や医療機器メーカーが新たに開発した医薬品や医療機器を対象の患者や健康な人に使用してもらい、使用後のデータを収集して医薬品や医療機器の有効性や安全性を確認する試験のことです。
臨床工学技士の活躍できる仕事としては、CRC(治験コーディネーター)のお仕事があります。

CRCのお仕事は、SMO(治験施設支援機関)とよばれる企業に所属して、SMO企業と提携している治験を行う病院やクリニックを担当します。その為、SMO企業のオフィスと担当施設を往復するような形で勤務することが多いようです。

一般的には病院やクリニックなどの医療機関で3年程度の臨床経験があればご応募可能です。特に透析を行っている病院やクリニックでの治験業務において、臨床工学技士の方の透析管理の経験が高く評価される事が応募先によってはあります。

治験業界のお仕事の特徴

企業で働く事となりますで、休日、休暇、福利厚生など、待遇面のメリットが大きいです。

入社時の給与は現在と大きな差はないかもしれませんが、安定した定期昇給が見込めますので、キャリアを積めば積むほど、高待遇が期待できます。役職者となれば、更なる高待遇が期待できます。経営的にも安定した大手企業が多い為、将来にわたって安定した働き方ができるのが特徴です。

ただ、被験者や治験病院の都合による多少の残業や治験先の病院やクリニックへの移動時間など勤務時間が不規則になるケースもあります。

家庭の事情により定時で上がれる仕事をお探しの方には、少し難しい環境かもしれません。

医療機器メーカー

医療機器メーカーでのアプリケーションスペシャリスト(販売支援・営業サポート)というお仕事があります。医療機器メーカーにて自社の医療機器に関する知識や使用方法を熟知し、使用を検討している病院やクリニックなどの医療機関にて「デモンストレーション」や「製品説明」を行うお仕事です。

臨床工学技士の場合、馴染のある人工呼吸器、人工心肺装置、ペースメーカーや人工透析装置など生命維持装置を扱う場合が多く、通常操作から応用、トラブル時の対応方法、類似する医療機器との違いなどを医師などの医療従事者に分かりやすく説明することになります。

営業職のように、セールスを行うわけではございませんが、アクティブに外出する機会の多いお仕事です。医療機器メーカーの営業職と同行する為、フットワークの軽さなどは求められますが、その分、給料をはじめ、福利厚生もしっかりしている環境のところが多いようです。

過去の臨床経験よりも営業的素養や協調性など人物面を重視した選考になります。

アプリケーションスペシャリストのお仕事の特徴

こちらも企業で働く事となりますので、休日、休暇、福利厚生など、待遇面のメリットが大きいです。特に医療機器メーカーの場合は、一部上場企業などの大手企業も多い為、経営面の安定度も大きなメリットです。

給与も入社時より高待遇が期待できますので、給与UPを目指される方の選択肢としてお勧めです。

ただ、臨床現場から離れる事となりますので、改めて臨床現場への復帰を希望される際には、少し苦労されるかもしれません。

アプリケーションスペシャリストとしての経験を活かして、新たな転職先を探される場合には、他の医療機器メーカーへの転職などに転職先が限られてしまいます。

アプリケーションスペシャリストへのキャリアチェンジを目指される方には、定年まで勤める覚悟が必要になってくるかもしれません。

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