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面接で気を付ける事

新卒の方向け完全マニュアル
面接対策

臨床工学技士の採用試験で最も重視されるのが面接です。面接に至るまでに書類選考、筆記試験、小論文などの選考が行われていますが、これは、多くの応募者から絞り込むために行われているか、面接を補足する為の判断材料でしかありません。面接の評価が合否を決定するといっても過言ではありません。面接の準備は何よりも入念に行う必要があります。ここでは、面接で良い評価を得る為に気を付ける事をお伝えします。

自己紹介

自己紹介は面接でも最初に聞かれる定番の質問です。自己紹介がちゃんと話ができるかどうか、それにより、面接の評価もガラりと変わります。そこで今回は、面接官の気持ちをガッチリ掴む 自己紹介の方法を教えていきます。

自己紹介でダメな例

まず自己紹介でダメな例についてです。

「私は●● ××と申します。
来年3月に●●専門学校(大学)を卒業します。
そのため、現在就職活動を行っております。
以上です。」

これは履歴書を見ればわかりますよね。採用側としては、履歴書には載っていないあなたのことを知りたいのです。そのため、このような自己紹介では、面接官の気持ちはガッチリと掴めません。
では、どのようなことを自己紹介で説明していけばよいでしょうか。

自己紹介で盛り込みたい内容

自己紹介で盛り込みたい内容ですが、次の項目を意識しましょう。

  • 臨床工学技士を目指したきっかけ
  • 学生生活について(学んだこと)
  • 得意科目
  • 実習で学んだこと
  • 長所や短所

理想はこの項目をすべてカバーしていると良いのですが、最低でも3つは盛り込まれているとよいでしょう。それぞれについて、解説していきます。

臨床工学技士を目指したきっかけ

なんで臨床工学技士として働きたいと思ったか。まずはこれでしょう。資格を取得しようと思ったきっかけでも構いません。
とはいえ、NGワードも中にはあります。NGワードは、

人と接する機会が少なそうだから

です。

きっかけはそれでもいいのですが、それを面接の場で話す必要もないです。まず面接の前提として、「自分を売り込む場」ということは理解しておきましょう。売り込む機会にマイナス面を説明しても買い手側はあまり響かないですよね。なので、マイナスというかネガティブなことは極力言わないようにする。このことは面接を受験する上でも覚えておいたほうが良いことです。

ちょっと話が脱線しましたが、ネガティブな内容でなければ、どのようなことでも説明して大丈夫です。一応、資格を取得したい理由の例を挙げておきますと・・

  • もともと機械に興味があり、医療従事者として医療機器に携わりたい考えた
  • 医療系の中でも技術職として携われると思ったから
  • 手先が器用で、医療従事者の中でもその特徴が活かせる職種だと考えた
  • 親族に透析患者がいる為、透析患者の治療に少しでも貢献できればと考えた

まだまだありますが、ここは臨床工学技士の仕事内容から興味をもったことを説明するとよいです。

学生生活について(学んだこと)

これはそのままです。専門学校や大学で学んだことをそのまま伝えれば大丈夫です。基本的には学生生活が焦点となります。そのため、学生生活にやったアルバイトについての説明は必要ありません。

得意科目

ご自身が得意な科目。併せて、これまでの成績についても点数が良ければ説得力が強くなります。上記の学生生活と絡めて、ご説明するとより良いでしょう。

実習で学んだこと

おそらく病院実習は体験されていると思います。新卒にとって、これが唯一の実務経験です。この経験から学んだことと学んだことからどう仕事に活かすかということをセットでお伝えします。実習で学んだことも自己紹介に盛り込むとよいかと思います。

長所・短所

最後に長所です。これも自己紹介の中に是非盛り込んでほしいです。ただ、ここは最初の自己紹介の場面です。長々と長所、短所を話してしまうと、冒頭の重要な自己紹介のインパクトが薄れてしまいます。簡潔に長所だけを一言で伝えるだけで良いでしょう。

以上、上記に上げた5つの項目について、ひとつでも多く入っていた方が、より相手に響く自己紹介ができます。自己紹介を説明する目安時間ですが、指定がなければ、1~2分程度が目安です。それ以上となると長すぎますし、それ以下ですと短かいです。
長すぎず、短すぎず。
これが自己紹介を話す上でのポイントです。就職活動において、面接が通過しないとお悩みなら自己紹介を見直す際にお役立てください。

長所・短所

長所は言えるけれども、短所は話せない。
短所は言えるけれども、長所は話せない。

実は長所と短所って、裏返しだったりします。
例えば、長所が「協調性がある」という場合、裏を返すと実はただ「自分の意見が言えない」ということなのかもしれません。

逆に短所が「融通が利かない」と感じている場合、裏を返すと「芯が強い」とも言えるでしょう。

このように長所と短所は表裏一体になっているともいえます。
でもこれ、実はただ、いいかえているだけなんですね。

ご自身の長所や短所を探しているとき、どうしても2つの事柄を探しがちになり、なかなかシックリくるものが見つからない。そんなことはないですか?

なので、ご自身の長所や短所は無理やり作る必要もないです。ちなみに無理やり作った長所や短所は、面接官からすると取って付けたように感じます。そのため、あまり無理に絞り出す必要はないです。

で、このようないいかえですが、実に多種多様な言葉や特徴があると思います。これを裏返しにして考えるというのも難しくないですか?

そこで、もしご自身の長所や短所を無理して探しているようでしたら、お役に立つ辞典があります。
無料でダウンロードできますので、以下のURLより気軽にどうぞ。
リフレーミング辞典

「最後に何か質問ありますか?」に対する回答方法

面接の最後に必ずと言っていいほど、面接官から出てくる言葉です。たしかに、この場面で何を質問していいのか、迷ってしまいますよね。

質問の意図について

この質問の意図は、大きく2つあります。

1つ目は、質問の意味そのままの不明点や疑問点を払しょくする場です。これは質問という意味の言葉、そのままと受け取ってもらって構わないです。仕事内容や職場雰囲気など、仕事に関することで不明点があれば、疑問を解決する意味で聞いてください。

2つ目ですが、実は面接の最後に、ご自身をアピールする場面でもあります。アピールといっても、2つの意味でアピールできます。

1点目は、これから働くといった際、的を得た質問をすることにより、病院での仕事内容を理解しているということです。
例えば、入職後のジョブローテションはどのようになりますか?
といったような質問であれば、病院で働く臨床工学技士の働き方はある程度、理解しているということをアピールできます。

2点目ですが、質問をすることにより自分のアピールができるという意味もあります。これだけですと、わかりにくいですので例を挙げます。
例えば、長所で協調性をアピールしたい際、質問する内容としては、
「職場での環境について、どのような職場の雰囲気なのか、差支えない範囲で教えて頂けますか?」
という質問をします。

すると、職場の雰囲気についての回答を頂けると思います。
そこで、ご自身の協調性についてのエピソードを交えて、重要視しているということをお伝えすると強調性について、アピールすることができます。
これは、ちょっと難しいかもしれません。
もし面接でアピールできていないということがあれば質問でアピールできるということを覚えておいて頂けるとよいかと思います。

NGな質問内容

給与やお休みのことといった待遇面や福利厚生面は面接の場では聞かないほうがいいです。

面接の最後になりますので、面接の雰囲気にも慣れ、ふっと気が抜けて質問してしまいがちですが、最後まで気を抜かずに面接はアピールの場という事を忘れないように。

仕事内容や入社後の研修、入社前に学習しておく事などを質問し、仕事に前向きに取り組む姿勢を最後までアピールしましょう。

また、

  • 私の印象は如何でしたでしょうか
  • あと何名くらい面接されるのでしょうか

といった採用に関する内容も控えたほうが良いでしょう。

面接の準備でついやっちゃう間違いとは?

面接における回答対策の前に、まずは心構え的なものについてです。
面接時に想定される質問に対する回答の対策で、答える内容を覚えると思います。

これは大事な事です。質問される内容はある程度パターンがありますので、「こういう質問がきたらこう答えよう」と事前に準備しておく事で、アタフタする事が軽減されます。

確かにそうなんです。それは間違ってません。
ただ、よくいらっしゃるのですが、回答内容を一言一句、覚えようとしませんか??

それはオススメしません。
リラックスした状態であれば、一言一句覚えた内容を答えられるかもしれませんが、誰もが面接では緊張してしまいます。一つ回答につまると、話の辻褄が合わなくなり、その結果、伝えたいことやアピールしたいこともいえず、結果もボロボロ・・・。あるある、といえば、あるある、なのですが。

なので、想定される質問に対する回答はすべて覚える必要はないです。

質問に対する回答のコツ

では、回答を準備するコツです。まず話そうと考えている内容を箇条書きにしてその内容だけを覚えて、面接に臨みましょう。例えば、自己紹介であれば、

  • 名前
  • 学校
  • 臨床工学技士を目指したきっかけ
  • どのような臨床工学技士を目指しているのか

この辺りの話す内容のキーワードだけ覚えて面接に臨みましょう。そのほうが、覚える単語数も少なくなります。

また、面接は面接官、つまり現場の方と会話をする場です。言い換えると、面接はお互いのことを知る機会です。そのため、覚えた内容を棒読みで話すのではなく、職員の方と会話するためです。よく言われますが「会話のキャッチボール」を心掛けて下さい。

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